アラフィフママの雑記ブログ(縮)

4歳差姉妹(小6&小2)の子育てに奔走するアラフィフワーママの雑記ブログ。多忙のため縮小してお届け中。

新一年生の娘が朝登校時に泣く理由は『母子分離不安』でした。

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こんにちは。アラフォーママのあやぞうです。

 

前回のブログでは、長女が小学校2週間目にして朝登校時に号泣してしまった話を書きました。

mamazakki.hatenablog.com

 

このブログを書いた後に、他のお母さんたちの経験談をいくつも読み漁ったり、プロの方の意見を聞いたりと、今後の対策について改めて考えました。

当日は担任の先生からもお手紙をいただき(朝泣きながら教室に入ってきたので心配してくださったようです)、事の経緯についての説明と、今後のことについての相談をさせていただきました。

先生がしっかり気づいて見ていて下さったのですごく安心しました。

一昔前なら「そんなんじゃだめだぞ!」なんて叱咤されかねない環境でしたが、今は考え方も変わってがきちんと生徒一人一人の心に寄り添ってくれるので親としてもありがたいですね。

 幸いなことに知り合いに以前小学校の校長先生だったという方もいて、その方からも「そういうお子さんたち、たくさん見てきました。何かあったら力になります。大丈夫、お母さん、心配しないで!」と優しい言葉かけをしていただいて、私の不安もいくらか和らぎました。

 

娘が泣いてしまう原因はどうやら『母子分離不安』というもの。

 

今回はその『母子分離不安』について実際の長女の状況とあわせてまとめてみましたので、私と同じように新一年生になって朝泣いてしまうお子さんに悩むお母さんや、これから一年生を迎えるにあたって「うちの子も泣いてしまったらどうしよう」と心配なお母さんたちの参考になればと思います。

 

 『母子分離不安』って何?

『母子分離不安』とは、文字通り子どもが母親と離れることに不安を感じること。

赤ちゃんのうちは完全に母親に依存した状態なので、お母さんと少しでも離れると不安を感じて泣いたり、お母さんにしがみついたりします。

この母子分離不安はだいたい2歳ぐらいまでの子どもに見られるもので、3歳ごろになると成長と共に自立心がめばえ、母親との間に適切な距離が持てるようになっていきます。

『母子分離不安』自体は悪いことではなく、むしろこの時期は親子の愛着関係がうまくいっている証拠ともいえるそうです。

ところが、中には3歳を過ぎても母親との距離感がうまくつかめていない場合もあり、そういった子は小学校入学などで親と離れることに強い不安を抱いてしまうことがあるとのこと。

まさに長女がこのパターンでした。

ここからはこの3歳以降の『母子分離不安』についてまとめていきます。

 

 母子分離不安の特徴

まずは『母子分離不安』の代表的な特徴をいくつか挙げて、実際に娘があてはまっているかどうかを比べてみました。

 

・ずっと母親にくっついている

一人で過ごすことができず、常に母親の姿が見えていないと不安な状態。

これは娘はあまり該当していません。

 

・母親の膝に乗りたがる、抱っこをせがむ

いわゆる「赤ちゃん返り」の状態ですね。

これはめちゃくちゃ当てはまってます!

娘は身体が大き目で既に体重が24kgなのですが、未だに毎日私の膝を次女と取り合い、朝は必ず抱っこorおんぶでベッドからリビングへ移動します。

とにかくべったりくっついていたいようです。

 

・親と一緒でないと寝られない、電気がついていないと怖がる

大人だって暗闇は怖いので暗いところが怖いのはある程度は自然なことですが、極端に暗闇を怖がったり、豆電球のような薄明りもダメで、寝る時には電気が煌々とついていないと・・・というような状態のこと。

ウチの娘はまさにこれで、寝る時は電気をつけたまま私が横で添い寝しないと寝られません。

次女は電気を消して寝たいので毎晩「電気消して!」「だめ!」「消して~!」「だめぇ~!の言い合いになってます(・・;)

実は私も大人になるまで電気を消して寝ることができなかったので、これについては特に気にしたことがなかったんですが、普通は子供でも電気消して寝れるものなんでしょうか・・・?

というか、私自身が母子分離不安だったのかな。

 

・母親が一緒にいないと外で遊べない、学校にいけない

この場合の「学校にいけない」は、常に母親が一緒でないと(学校のどこかにいないと)学校にいられないというような強い不安症状のこと。

娘の場合は公園などでは一人で遊べてます。

学校も通学時のみ不安になるようで、行ってしまえば私がいなくても楽しく過ごせているようなので母子分離不安と言っても軽度だと思います。

 

これらの母子分離不安が強まると、腹痛や頭痛、嘔吐などの身体的症状を引き起こすこともあるそうです。

良く聞くのが、子供が学校に行きたくなくて「お腹が痛い」と訴えるケース。

親はつい「ズル休みしたくて仮病をつかっている」と考えてしまうことも多いですが、実はこれも強い母子分離不安により実際に症状が出ているということもあるんですね。

 

母子分離不安の原因は?

母子分離不安の多くは成長と共に落ち着いていきますが、3歳を過ぎても一時的に症状が出ることがあるそうです。

それが、今回の長女のように大きな環境の変化があった時です。

特に小学校入学はそれまでの保育園・幼稚園時代に比べて一人でやらなくてなはらないことが劇的に多くなります。

このストレスが引き金となって、母子分離不安が見られるようになることがあるそうです。

一時的な母子分離不安の状態は新しい環境に慣れて不安が解消されてくると徐々に収まってくるので特に心配はないそうですが、この不安が癒されずにいると母子分離不安の状態が解消されず、悪化したり長引いたりしてしまうこともあるんだそうです。

母子分離不安の原因は特定されていませんが、その子の持つ気質や家庭環境、また学校などでの生活環境による問題や心配事などが重なって生じるものだそう。

娘の場合はもともと神経質なところがあるのと、妹がいることで母親の愛情を独り占めできないこと、さらに小学校入学という環境の変化が重なって母子分離不安が出てしまったようです。

 

 

母子分離不安の対処法は?

子供の様子がいつもと違うなと感じたら、いつもよりたくさん声をかけてあげるなど積極的に関わるようにしましょう。

まだ小さなうちは、不安に思っていることがあってもなかなかうまく伝えられず、抱え込んでしまっていることがあるかもしれません。

「どうしたの?何かあった?」などと優しく声をかけてあげることで、不安な気持ちや心配なことを話しやすい環境を作っておくことが大切です。

また、なるべく子供と一緒に過ごす時間を増やしてたくさん話をしたり、手をつないだり抱きしめるなどのスキンシップも効果的です。

共働き家庭ではなかなか子供との時間を作ることが難しいかもしれませんが、今の環境を少し見直すだけでもだいぶ違ってくると思います。

私はいつもついつい「ちょっと待って」を連発してしまうんですが、そこを少し見直して、娘に話しかけられたときはほんのちょっとでもいいので手を止めて話を聞いてあげるようにしました。

長くなりそうなら「じゃあ先にこれだけ片づけるから、あと○分だけ待っててね」と後でちゃんと聞くよ、ということをしっかり伝えるようにします。

そして時間になったら必ずしっかり娘に向き合って話を聞いてあげるようにしています。

こうすることで「ちょっと待って」では伝わらなかった「ちょっと」の時間がはっきりわかるのと、終わったらちゃんと自分の話を聞いてもらえるという安心感に繋がっていると思っています。

こうした日常的にできる小さなことの積み重ねで少しずつ不安を取り除いていけば、いつかきっと「お母さんはいつも自分を見ていてくれる」「お母さんが側にいなくても自分のことを想ってくれている」「お母さんがいなくても大丈夫」と娘自身が心から感じられる日が来ると信じています(*^-^*) 

 

子離れできてないことが原因の場合も

実は母子分離不安になる原因の一つに、親の過干渉もあるんだそうです。

これ以外と盲点でした。

何をするにもついつい親が手を出してしまって、子供の自立心が育っていないケースです。

もうまさに私がそのタイプでした。

 

mamazakki.hatenablog.com

mamazakki.hatenablog.com

 

これらの記事でも随所に私の子離れできていないところが出てきてますが、とにかく心配で心配で仕方無くて、ほんの数メートルでも一人で歩かせることも出来なかったし、トイレもうまく拭けないと困るから常に付き添っていたり、お風呂でも自分で洗うときれいに洗えないから髪も体も全部洗ってあげて、出た後に体をふくのも全部手伝ってあげて・・・。

何から何まで自分一人で完結できることがありませんでした。

その結果、何をしても「ママが見ていてくれないと不安」「ママがやってくれないと不安」と感じるようになってしまっていたんですね。

せっかく自立する機会を親の私が奪ってしまっていました。

これに関しては本当に深く反省しています。

今は自分でできることは自分でさせてあげるようにして、最後までなるべく手を出さないように心がけています。

そして、出来たらちょっと大げさなくらいに褒める。

本来ならもっと小さいうちにやっていたことなんでしょうが、ウチではようやく今改めてこうした接し方をするようになりました。

ちょうど下の娘が2歳でイヤイヤ期真っ最中なんですが、母子分離不安への対応ってイヤイヤ期の対応にも似ていますよね。

つまり、本当はその時期に適切な対応がしっかりできていれば今の母子分離不安の状態は防げたかもしれないということなんですよね。

娘には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、クヨクヨしていても仕方ないので少しでも娘の不安な気持ちを和らげてあげられるように、そして自己肯定感を高めていけるように色々な方法を模索しながら前向きに取り組んでいこうと思っています。

 

 

おわりに

娘に付き添って登校するようになって今日で1週間。

毎朝、道中の花や散歩中の犬、鳥のさえずりや空を飛ぶ飛行機を見てあーでもないこーでもないといろんなお喋りをしながらお散歩気分で楽しく登校しています。

今日もまだ最初の日に別れた場所から進展はありませんが、それでも毎日笑顔で「行ってきます」と手を振って学校へ向かってくれています。

私も運動不足解消になってこれはこれでアリかな?と。

娘に「付き添って行かないといけない」のではなく、「一緒に行ける」「お喋りの時間ができてよかった」とポジティブに捉えてみると、最初の頃に心配していたのがウソのように気持ちが軽くなりました。

今では逆に「ずっと一緒に登校したいな~」と思うほどですw

きっと娘もこうした気持ちの変化を感じ取っているのかなと思います。

あとどのくらいこうして一緒に登校できるかわからないけれど、今は二人のこの時間を大切にしていけたらいいなと思っています(=^・^=)

 

 

追記(2019/4/16)

2年生になった現在、再び行き渋りになっています。

今回は単純な母子分離不安ではなさそうですが…。

どう対応していくのが良いのか悩ましいところです。 

mamazakki.hatenablog.com

 

 

~1年生の頃のブログ記事はこちら~

 娘の『母子分離不安』に寄り添う日々の記録です。 

mamazakki.hatenablog.com

 mamazakki.hatenablog.com

 

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