こんにちは、あやぞうです。
長女の妊娠~出産レポに引き続き、回顧録シリーズです。
今回はタイトルのとおり、少し重たい話になります。
長女の妊娠~出産レポシリーズはコチラから順に読めます。
二度目の妊娠
「授乳中は生理がこない」とどこかで聞きかじった噂を鵜呑みにしていた私。
お産も大変だったし、産後の肥立ちも良くなかったし、子宮の戻りも良くないから通常よりも生理の再開は遅くなるだろう、と根拠もなく漠然と考えていました。
ところが、予想に反して産後4ヶ月で生理が再開。
意外と再生能力は高かったようです(^_^;)
産後半年あたりから夫婦生活も徐々に再開し、自然に二人目が出来ることを望んでいました。
そして産後10ヶ月の時。
「あれ?今月生理来ないな…。もしかして…?」
再開してからはすぐに産前と同じように規則的な周期で生理が復活していたので、少し遅れた時点ですぐに「できたかも」と妊娠を疑い、妊娠検査薬で調べてみた結果、はっきりと陽性反応が出ました。
すぐに旦那に報告すると、「長女ちゃん、もうお姉ちゃんになっちゃうのか~」と予想より早い二人目妊娠に戸惑いつつも、喜んでくれました。
陽性反応は出たものの、病院に行くにはまだ少し早い(まだ4週ぐらい)と思い、その時は1週間ほど待ってから受診しようと思っていました。
少量の出血から生理並みの出血へ
その日はとある団体の食事会へ参加することになっていました。
私から見ても親世代の年配の方たちが多く、娘のことも孫のように可愛がってもらっていたので、娘も一緒にその食事会に連れていくことにしました。
バスの時間に遅れそうになった私は娘を抱っこ紐に入れて少し小走りでバス停まで向かい、なんとかギリギリバスに飛び乗って会場へと向かいました。
食事会の最中、なんとなく下腹部に違和感を覚えたためトイレに行くと、おりものシートにうっすらと血が滲んでいました。
それを見た瞬間、「あ、ダメかもしれない」と直感的に感じたのをよく覚えています。
その時はあまり妊娠の実感がなかったからか、不思議と冷静に捉えることができました。
そのまま徐々に出血量は増え続け、通常の生理と同じく数日で落ち着いていきました。
化学流産
それでも念の為、と数日後に長女を出産した総合病院を受診。
「子宮内の様子を見ると妊娠の兆候はあったようですが、今は何も残っていないですね。おそらく化学流産でしょう」
予想通りの結果でした。
化学流産とは、妊娠の超初期段階(3~5週)での流産のことで、受精卵が着床したものの継続せず妊娠が成立しなかった場合に起こり、生理のような経血とともに受精卵や子宮内膜が排出されます。
先生によると、「最近は市販の妊娠検査薬の精度が高くなり、ごく初期の段階での妊娠検査が可能になったため化学流産に気付きやすくなっているけれど、ほとんどの場合『少し生理が遅れたな』と思うぐらいで化学流産に気付かない女性も多いんだよ」とのことでした。
確かに私はものすごく周期が正確なので(排卵痛があって次の生理日がわかりやすい)、生理が遅れた時点ですぐに妊娠を疑っていたため、かなり早い段階で妊娠に気付くことができました。
でもきっと、もう少し様子を見ていたら「あ、遅れただけだったのね」ってことになっていたと思います。
次への希望
医学的に化学流産は妊娠回数にも流産回数にも数えないそうですが、やはり知ってしまうと少し複雑な気持ちがします。
ただ、私の場合初産が大変だったのもあって“今後妊娠可能かどうか”という不安もあったため、このことで「ちゃんと妊娠できる可能性があるんだ!」と先への光が見えたこともあり、思ったよりもショックを受けずに済みました。
娘がまだ小さくて初めての育児に追われていたのも良かったのかもしれません。
その後は「今はまだその時期ではないということなんだな」と前向きに捉えて、次の妊娠へと気持ちを切り替えました。
それから次女が産まれるまで3年。
苦難はまだ始まったばかりでした…。
つづく。
【追記】
三度目の妊娠