こんにちは、あやぞうです。
難産だった初めての出産、そして二度目の妊娠は化学流産。
それから1年後、三度目の妊娠の時のお話です。
二度目の妊娠
タイトルのとおり、今回も重い話になります。
三度目の妊娠
化学流産からちょうど1年が過ぎた頃、三度目の妊娠が発覚しました。
あまり早く受診しても前回のように化学流産の可能性もあるので、この時は少し待ってから病院へ行きました。
すると、初診ですぐに胎嚢が確認でき、妊娠が確定。
エコー画像にはちいさな胎芽のようなものも写っていました。
化学流産ではなかった。
それがわかっただけでも一つ山を乗り越えたような気持ちでした。
心拍が確認できない
「次回は心拍が確認できると思います」
という先生の言葉を聞いて心待ちにしていた次の健診日。
私が通っていた病院では、カーテン越しの内診でもエコー画像に動きがあるとカーテンを開けて画像を見ながら説明してくれます。
初診の時にも「見えますか~?ここに赤ちゃんの袋ができてますよ」と胎嚢を見せてくれたんですが、この時は特に画像を見ることなく診察は終了し、すぐに隣の診察室に戻りました。
「ちょっとまだ心拍の確認ができないので、来週もう一度見せてください」
と言われ、翌週もう一度心拍確認のために診察を受けることになりました。
その時は特に何も気にせずに、「まだ心拍確認できなかったんだな」という風にしか感じていませんでした。
そして翌週。
ふたたび経膣エコーで診てもらいましたが、やはり心拍は確認できませんでした。
この時本来なら9週に入っていましたが、先生の話では「赤ちゃんの大きさは7週程度しかなく、おそらく7週の時点で成長が止まったようです」とのことでした。
あぁ、また駄目だったのか…。
私はなんだか夢の中にいるような感覚で、「流産した」という現実にすぐには気持ちが追い付かず、ただボーっと先生の説明を聞いていました。
今の状況は「稽留流産」といって、お腹の中で成長が止まってしまった赤ちゃんが子宮内に留まっている状態だということ。
しばらくすると自然に体外へと排出されると思うけれど、いつ出血が始まるかわからなくて不安だというのであれば、掻爬手術で出すこともできますということ。
手術では子宮に傷がついてしまうリスクもあるので、できれば自然に出てくるのを待つ方が母体には良いと思うという説明を受け、そのまま自然流産を待つことになりました。
待合に戻ると、大きなお腹を抱えた妊婦さんが大勢座っているのが目に入りました。
院内では平静を保っていましたが、家に帰ると自然に涙が溢れました。
そうか、また流産してしまったのか、と…。
稽留流産から完全流産へ
自然流産を待つ間、毎日のように「稽留流産」の体験談を読み漁りました。
どのぐらい出血するんだろう、どのぐらい痛いんだろう…。
いつもどおり保育園へ娘を送り、日中は変わらず仕事を続けていましたが、毎日不安で仕方ありませんでした。
それから1週間ほど過ぎたところで、それは突然始まりました。
そろそろ終業時間という頃に、下腹部がシクシクと痛みだし何かが溜まっているような違和感があり、急いでトイレに駆け込むと同時にダーッと出血するあの感覚が…。
※【回顧録】長女の妊娠~出産⑧ 退院から1週間、大量出血で再入院参照
ナプキンがみるみる真っ赤に染まるほどの大量出血で、「あぁ、はじまったな」と 感じました。
しばらくの間トイレで様子を見て、少し落ち着いてきたところですぐに帰り支度をして家へと急ぎました。(トイレにいるうちに終業時刻を過ぎていました)
家についてからも出血は続きましたが、1時間ほどすると通常の生理ぐらいになり、そのまま出血は徐々に収まっていきました。
お腹の痛みは思っていたほど酷くはなく、あっという間の出来事でした。
そして後日、診察のときにその旨を伝え、内診で子宮内に残っている物がないか診てもらい、子宮が綺麗になったのを確認したところで今回の妊娠は完全流産ということで終わりを迎えました。
立て続けに2度の流産になってしまいましたが、初期流産自体はそれほど珍しいことではなく、全妊娠の15%くらいの人に起こるものだそうです。
あれだけの難産を経験した私ですから、15%の少数派に入っていても何らおかしくありませんよね。
流産は辛いものですが、いつまでもクヨクヨしていても仕方ありません。
可能性はゼロではないわけですから、次の奇跡を信じて進むだけです!
そして稽留流産から1年後、四度目の妊娠へと続きます。
【追記】
四度目の妊娠