こんにちは、あやぞうです。
次女の妊娠~出産レポ、第4回目です。
前回までの記事
破水から始まった二人目の出産。
急遽実習生がお産を担当することになって、産む側も取り上げる側もドキドキの出産がはじまりますw
二人目の出産は実習生と二人三脚!?
前回の次女の妊娠~出産③ ママ、おもらししちゃったの?で書いたとおり、出産当日の朝になって急遽実習生がお産を担当することになりました。
実習生と付き添いの先生は一旦退室し、その間私は旦那にLINEを入れたり、SNSを見たりとのんびり過ごしていました。
しばらくすると準備を終えた実習生が戻ってきて(今後の進め方などの打合せをしてきたんだと思います)、「歩きましょう!」と満面の笑みで言いました。
…やっぱりまた歩くのかw
そう、長女の出産の時も散々歩きました。
どうやら私、陣痛がつきにくい体質のようで、長女の時も大きなお腹を抱えて院内を歩き回り、階段という階段を登りまくりましたw
それでもなかなか本陣痛に繋がらず微弱陣痛で長く苦しんだことを思い出し、今回もまた同じように長い戦いが始まるのかなと、ちょっと不安になりました。
「さぁ!行きましょう!」
私の不安をよそに、実習生の元気なこと!
担当してくれた実習生は、レスリングの浜口京子ちゃん似のほんわかした感じだけど力持ち、みたいな嫌味のない明るさを持った子でした。
…あれ?
っていうか、一緒に歩くの?
そうなんです。
なんと実習生だけでなく、付き添いの先生まで一緒に階段を上ってくれました(;^ω^)
先生、とんだとばっちりですwww
途中で少しずつ痛みが強まってきて、数段上っては休憩、また上っては休憩を繰り返してゆっくり上っていると、そのたびに「大丈夫ですか?痛いですか?」って心配してくれたり、「頑張って!」と応援されたり…。
あまりにも陣痛の波が来るたびに「痛いですか?さっきより強くなりましたか?」って聞きまくるので、途中で先生から
「あのね、そんなに毎回聞いたってすぐには変わらないわよ(笑)これじゃ集中できないじゃない、ねぇ?」
って注意されてて、話を振られた私は「あはははっ…イテテテ」って陣痛中なのに思わず吹き出しちゃいましたwww
旦那の役目は総監督!?
長女の時の殺伐とした雰囲気とは違って、実習生のおかげで和やかに陣痛の間を過ごすことができ、ゆっくりではあるものの順調に本陣痛に向かって進んでいきました。
この日はお産が少なくて分娩室も空いていたので、経産婦だから急にお産が進んでもいいようにと、陣痛期から分娩室を使うことができました。長女の時の処置室と大違い!
午後になって徐々に痛みも強くなってきた頃、仕事を終えた旦那が到着しました。
陣痛中の旦那の役割と言えば、腰をさするだとか、飲み物を用意するだとか、励ましの声掛けをするだとか、奥さんの陣痛を和らげるために出来ることをやる、というのが一般的だと思いますが、なんせ私には二人もプロの付き添いがついてるんですw
何も言わなくても「お水飲みますか?」とか「腰さすりましょうか?」とか、こちらの望みは全て叶うという状況。
これ以上何ができるでしょうか?www
その点、旦那は賢明で(?)、邪魔にならないように隅にある椅子にドッカリと腰をおろし、黙って経過を見守ってくれていました。みんなに「監督」って呼ばれてたw
まぁ、ある意味正解ですね(;^ω^)
お陰様で私は陣痛に集中することができ、スムーズに本陣痛へと繋がっていきました。
「いきみたい!」を初体験
実は私、経産婦なのに「いきみたい」という感覚を経験したことがありませんでした。
長女の出産の時は微弱陣痛で促進剤を使ったにもかかわらず、結局最後まで自力で「いきみたい」というところまで行くことができずに、先生にお腹を押されての出産になりました。
そのため「いきみたい」という感覚がどういうものか実感がなく、ただ陣痛が強くなるにつれてお腹がはち切れそうな張りを感じるのみで、いったいいつが「産み時」なのかわからずに陣痛に耐えている状況でした。
夕方になり、いよいよ歩くのも辛くなってきた頃に「一度診てもらいましょう」ということで、子宮口の開き具合を診てもらうことにしました。
既に前回の診察時に子宮口が8cm開いており、あと一歩で全開になるという状態だったんですが、結局この時の診察でも変わらず8cmのまま。
その時、ちょうど診察台の上で陣痛の波が来たので、そのタイミングで診察してもらうと、なんと陣痛が来るのと同時に子宮口がぐ~っと締まっていることが判明。
これには先生もビックリで、
「う~ん、何でかはわからないけど、陣痛の張りと同時に子宮口が閉じちゃうからなかなかお産が進まないんだね」
そんなことあるんですか(;゚Д゚)
だから長女の時もなかなか子宮口が開かなかったのか。
だから「いきみたい」感覚にならないのか。
疑問が解決してちょっとスッキリ。
その後、陣痛に合わせて子宮口を刺激してもらい(いわゆるグリグリってやつの強いバージョン)、再び分娩室に戻って子宮口が全開になるのを待ちました。
子宮口の処置は初産の時にも経験したけど、あの時は失神しそうなくらい痛くて気が狂いそうだったけど、それに比べるとこの時はそんなに痛くなかったです。
そういえば、初めて経産婦の内診をした実習生が「すごい!こんなに柔らかいんですね!」っていたく感動してたから、多分経産婦は子宮口が相当柔らかくなってるんでしょうね。
でも柔らかいからと言って子宮口が開きやすいかというと、私のようなケースもあるので一概には言えなさそうですが(^_^;)
そうこうしているうちに、先ほどの刺激が効いたのか陣痛の強さが一気に増して、それと同時に子宮口を中からぐぐっと押されるような感覚が…。
な、なんか出る!なんか出てくる~!!
我慢しないと何かが出てきてしまうような…。
( ゚д゚)ハッ!
こ、これが「いきみたい」ってこと!?
体験談で読んだことある!
「なんだか大が出そうな感じがしたらそれが赤ちゃんでした」って聞いたことある!
そうか~、これが「いきみたい」って感覚なのか!
と、妙に納得してしまった私。
やっと、やっと念願のセリフが言えるよ!
すぐに実習生と先生に向かって言いました。
「い、いきみたい…みたいです」でもちょっと弱気w
その瞬間、実習生の顔が絵に描いたようにパァッと笑顔になって、
「ハイ!わかりました!じゃあ先生(産科医)呼んできますね!」
と言うと、速攻で先生を呼びに行ってくれて、分娩台の上で診察。
「ヨシ、OK!準備して!」
先生の一声で、それまで待機していた看護師、助産師のみなさんが総出で分娩の準備に取り掛かり、あっという間に分娩体制が整って分娩開始です!
安産ってこういうことか!
そこからは本当にあっという間でした。
分娩体制になった私の足元には、正面に実習生、その隣に付き添いの先生、反対側には産科医の先生と3人が並び、逐一実習生に指示を送りながらお産が進んでいきました。
そして当の私はというと、二人目ということで肝が据わっていたのか、自分でも驚くほど落ち着いていて、まったく力まずにうまく陣痛のタイミングに合わせて「フーーーーーーッ」と長い息を吐き続けました。
「そうそう、うまいうまい!」と先生も声を掛けてくれました。
そして何回目かのタイミングで息を吐ききった時、それまで何ともなかった産道にとてつもない違和感と共に激痛が!!!
い、痛い痛い痛い痛い痛い!ナニコレ!砕ける!!!
一人悶絶していると、笑顔で先生が教えてくれました。
「赤ちゃんの頭が挟まってるよ~、わかるでしょ~?」
た、確かにわかるけど、この状態は辛すぎる!(҉´҉・҉ω҉・҉`҉)
例えるなら、それこそ鼻からスイカならぬ股からメロンだよ!何だよその例えw
どうやら陣痛のタイミングと赤ちゃんが出てくるタイミングが微妙にズレて、途中で挟まったところで陣痛が途切れてしまったようです。長女の出産の時にはなかった経験!
とにかく次の陣痛までこのまま待つしかない。
早く!早く次の陣痛来い!
ほんの数分間の出来事でしたが、めっちゃ長く感じたよ!
そして数分後、待ちに待った陣痛がやってきて、一気にスルンと産まれてくれました!
やったー!産まれたー!
v(*´>ω<`*)v━━━ッ!!
「いきみたい」感覚は初体験したけれど、結局最後まで一度もいきむことなく自然に赤ちゃんが出てきてくれました!
破水~前駆陣痛~微弱陣痛と長女の時と同じぐらい時間はかかったけれど、前回あれだけ大変なお産を経験した私にしてみればこの上ない程の安産でした。
出産直後。
赤ちゃんの持ち方が覚束ない感じが“実習生”って感じw
私は触っていいものかどうか迷って、結局半端に手を握ってる、の図www
長女の時はこんな風に直後に触れることなんてできなかったから、すごく新鮮でした!
自分にも余裕があったしね。
そして長女はというと、前の出産時に地獄絵図を見て旦那が固まった経験があったので、今回も万一のことを考えて直接出産シーンを見せるのは控え、出産中は待合室でばぁばと待っていてもらって、産まれてから分娩室に連れてきてもらいました。
ちょっとまだ状況が呑み込めてない感じの長女w
ということで、意外なほどアッサリと無事に産まれてきてくれた次女。
例によって長くなったので続きは次回。
いよいよ出産レポ、最後の記事になります。
では!