こんにちは。アラフォーママのあやぞうです。
心配していた3連休後の登校。
休みが続くとまた離れる時の不安が強くなってしまうんじゃないかと危惧していましたが、今朝は寝起きもよく、しっかりご飯も食べ、着替えも歯磨きも支度もスムーズにできて、久しぶりに一緒に歩いて登校できました。
少し緊張した雰囲気だったので、道端の花を観察したりお休みのことを話したり、考える暇もないくらいに沢山お喋りをしながら歩いて行きました。
そんなこんなで道草しすぎてしまったのと、出発時間が少し遅かったのもあって学校についた時にはもうすでに朝の会が始まる時間でした。
いつも昇降口で待っていてくれる先生も教室に戻ってしまったようで、誰もいない昇降口はガランとしていてちょっと寂しい雰囲気・・・。
マズイな、大丈夫かな・・・と不安がよぎりましたが、
「いってらっしゃい!またお迎えにくるからね!」
といつも通り笑顔で背中を押すと、
「うん、いってきます」
と少し硬いけれど笑顔で手を振りながら校舎へ入っていきました。
途中何度か振り返ったものの、戻ってくることなく。
その様子に「すごい、この短期間に成長してるなぁ」と感激してしまいました。
3連休の間に、娘の中で少し気持ちの変化があったようです。
連休に入る前に娘と話す機会がありました。
こちらから聞いたわけではなく、娘から自発的に気持ちを話し始めてくれました。
「給食の時間と学童はすごく楽しいの。でも授業はちょっとドキドキする。間違えちゃったらどうしようって思って怖くなる」
そっか、それが不安だったんだね。
「大丈夫、間違っても全然いいんだよ。ママなんて大人になっても間違うこといっぱいあるもん。間違えたら次は間違えないように気を付ける。また間違えても、また次に気をつければいいの。何度間違ってもおなじだよ。間違えるのが悪いことでは全然ないよ」
そう声をかけると、「そっか、そうなんだ」とホッと安心した顔を見せてくれました。
娘はかなり早い段階から「出来る子」として周りに(特に祖母に)期待されてチヤホヤされて育ってきたので、「出来ない」ことをうまく受け入れる方法が身についていません。
活字が好きな娘は1歳2ヶ月でひらがなを覚え、3歳頃には読み聞かせできるレベルで絵本をスラスラと読み、年長の頃には小学三年生(あるいはそれ以上も)の漢字を読んでいます。
誰が教えるでもなく、自発的に学習して覚えてきました。
今では哲学的な話をしても理解できるぐらい、親が言うのもなんですが年相応以上に頭の回転の早い子だと思います。
そうやって出来る面ばかりを見てきてしまったので、周りも出来て当たり前という誤った感覚で娘と接してしまっていました。
出来て当たり前、裏を返せば出来ないのはおかしい、と言われているようなもの。
娘にしてみれば相当なプレッシャーを受けながら過ごしてきたのだと思います。
そして、その「出来て当たり前」というプレッシャーのせいで「頑張っても出来なかったらどうしよう」という考えが生まれ、いつしか出来ないことを避けて通るようになってしまいました。
ただがむしゃらにやってみる、面白そうだから挑戦してみる、という子供らしい無鉄砲さがあれば出来ないことでも楽しめたりすると思いますが、娘の場合はまず先に考えてしまうので「ああだったらどうしよう、こうだったらどうしよう」「どうせやっても出来ないからやりたくない」とやる前から諦めてしまうことが多いんです。
もっと小さなころから沢山関わって、すぐに出来なくても頑張れば出来る、という経験をさせてあげるべきだったと今さらになって後悔しています。
そして、たとえ頑張った結果思うようにできなかったとしても、「頑張った」ことが素晴らしいことなんだよ、と教えてあげるべきだったと。
出来たことばかりを褒めるのではなく、出来ないことに一生懸命取り組むことをもっと褒めてあげれば良かった・・・。
これは私を含め、周りの大人の関わり方に工夫が必要だったと反省しています。
今からでも遅くないと思うので、これまで出来なかった分しっかり見てあげて、褒めてあげるようにしていきたいと思います。
パパも、ばぁばも、もちろん私も、等身大の彼女をしっかり見つめていこう。
幼い心も全部しっかり受け止めていこう。
母子分離不安のある子供は、赤ちゃん返りのような症状が出ることがあるそうです。
娘は今、6歳の体の中に小さな赤ちゃんの心が同居しているんだと思います。
小さな頃にしてあげられなかったことを、赤ちゃんに返った娘にしてあげたい。
今の私たちの状況は、きっと置き去りにしてきてしまった小さな心の忘れ物を取りに行く旅なんだと思います。
3連休の間に、娘に小さなお守りを作りました。
手縫いで作った不格好なお守りです。
娘の好きな色で、娘の好きなマークで、そして「大丈夫だよ」の言葉を刺繍しました。
中には娘の元気の素が詰まっています。
今日、娘はそのお守りを持って登校していきました。
「大丈夫、大丈夫」
「すぐお迎えの時間になっちゃうから」
「学童楽しいから大丈夫」
呪文のように「大丈夫」と繰り返しながら・・・。
「みんなには内緒にしてね。ママと私と先生だけの秘密だよ。」
寂しくなったらこっそり見るそうです。
心配そうな私の表情を悟ったのか、
「大丈夫だよ!」
と私を励ましてくれるほど気持ちが前向きになった娘。
そうだね、ママももっと貴女を信じてあげないとね!
大丈夫だよ、必ず迎えに行くから。
元気に行っておいで!