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4歳差姉妹(小6&小2)の子育てに奔走するアラフィフワーママの雑記ブログ。多忙のため縮小してお届け中。

申請書類によく出てくる『続柄』って何のこと?正しい読み方と書き方はコレ!

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こんにちは、あやぞうです。

 

先日、来年度の学童保育の申請書類を提出しました。

公的な書類を書くときによく目にする「続柄」という項目がありますが、みなさんこの「続柄」の正しい読み方って知ってますか?

読み方だけでなく、書き方もなかなか複雑ですよね。

私も毎回「本当にこの書き方で合ってるのかな?」と不安になってしまいます(^_^;)

 

今回はそんな「続柄」の正しい読み方や書き方についてまとめてみました。

保育園の申請書類や確定申告書類など、これからの時期は続柄を記入する機会が増えてくるので参考にしてみてください。

 

 

「続柄」の正しい読み方と意味

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「続柄」の正しい読み方

おそらく多くの人が「ぞくがら」と読むと思っているかもしれませんが、実は「つづきがら」と読むのが正解。「ぞくがら」は「つづきがら」の俗な読み方なんだそう。

PCやスマホの変換では「ぞくがら」で入力すると「続柄」、「つづきがら」で変換すると「続き柄」と変換されます(辞書では「続(き)柄」と記載されています)。

 

「続柄」の意味

 「続柄」とは、血縁関係や婚姻関係など親族の関係性を表すときに使われる用語です。

日本の民法では、6親等内の血族や配偶者、3親等内の姻族を「親族」として定めていますが、普段目にするような申請書類などで使われる「親族」はだいたい3親等ぐらいまでが一般的です。

 

「続柄」と「あなたとの続柄」の違いは?

 書類によってただ「続柄」と書かれているものもあれば、「あなたとの続柄」と書かれているものもあり、いったい誰から見た関係を書けばいいのかわかりにくいですよね。

ここではその判断のしかたについて解説していきます。

 

戸籍や住民票の「続柄」とは?

戸籍に書かれている「続柄」は、戸籍の筆頭者との関係を表しています。

例えば、戸籍筆頭者が自分の父親だった場合は自分の続柄は「子」になります。

 

戸籍筆頭者がの場合  → 続柄は「子」

戸籍筆頭者がの場合  → 続柄は「妻」

戸籍筆頭者が義父の場合 → 続柄は「子の妻」

 

 

一方、住民票の「続柄」は世帯主との関係を表しています。

世帯主とは文字通り世帯を代表する者のことで、主としてその世帯の生計を維持している者や、社会通念上その世帯の代表であることが妥当な者が選ばれるのが一般的です。

 

世帯主との関係を表す続柄は、世帯主が夫の場合、自分の続柄は「妻」になります。 

 

世帯主が夫の場合  → 続柄は「妻」

世帯主が自分の場合 → 続柄は「本人」

 

ただし、注意したいのは世帯の定義について。

「一緒に住んでいること」「生計を共にしていること」の2つの条件を満たしていれば、血縁関係がなくても「同一世帯」としてみなされますが、一緒に済んでいても生計は別々などと言った場合は同一世帯とはならず、2つの世帯にわかれることになります。

ちなみに前者の場合は主として世帯の生計を維持している者が世帯主となり、共に生活している人の続柄は「同居人」となります。

後者の場合はそれぞれが世帯主となり、続柄は「本人」となります。 

 

「あなたとの続柄」とは?

年末調整や確定申告など税金関係の書類に多いのが「あなたとの続柄」です。

税金関係の書類などの場合は申告する人が「本人」となるので、「あなたとの続柄」と書かれている場合は、あなた(自分)から見てどんな関係なのかを記入するようにします。

 

例えば、扶養家族について記入する場合などには「あなたから見た扶養家族との関係」を書くようにし、子を扶養していれば「子」、親を扶養していれば「母(または父)」と書きます。

 

「児童との続柄」の場合は?

保育園や学童の申請書は入園、入会する児童本人が主となるため「児童との続柄」と記載されていることが多いと思います。

「児童との続柄」と書かれていたら、児童=本人から見てどんな関係かを記入します。

 

「父」「母」「兄(弟)」「姉(妹)」「祖父(祖母)」など。

 

子供のことなので「子」と書くか迷う人が多いようですが、自分から見た関係ではなくあくまでも児童から見た関係なので上記のように記載します。

 

続柄の書き方

それでは実際に夫が本人の場合(年末調整や確定申告など)と、子供が本人の場合(保育園等の申請書など)の続柄が何になるのか図で確認してみましょう。

 

夫が本人の場合の続柄

 

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子供は長男、長女、次女などに関わらずすべて「子」となります。

義父や義母は「妻の父(夫の父)」「妻の母(夫の母)」となります。

 

子供が本人の場合の続柄

 

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祖父、祖母は「父(母)の父」「父(母)の母」と書くのが正しい書き方です。

実はこれ、私も知りませんでした。

でも保育園の申請書に「祖父」「祖母」と書いて出しても、特に何か言われたことはないので、実際はそこまで厳密ではないようです(^_^;)

でも正しく書けるに越したことはありませんよね。

ということで、今度からはちゃんと書きたいと思います(;'∀')

 

親族以外(血縁関係や婚姻関係がない)の続柄の書き方

血縁関係や婚姻関係がない、親族以外の同居者が居る場合、その続柄はどのように書いたらいいでしょうか?

例えば、実際に世帯を共にして夫婦生活を送っているけれど、法律的な届け出をしていない同棲や事実婚(内縁)の場合は続柄を「夫」や「妻」と表記することはできません。

また、内縁関係の子供や再婚者の連れ子など、同一戸籍上にない子供に関しては「子」と表記できません。

ただし、血縁関係や婚姻関係がない場合であっても生計を共にしていれば同一世帯と認められるので、こういった特別な事情がある場合には個々の事情に応じて次のように表記するように決められています。

 

同棲や事実婚の内縁配偶者

夫(未届) / 妻(未届)

 

内縁配偶者の子

夫(未届)の子 / 妻(未届)の子

 

再婚した相手の子(養子縁組をしていない場合)

夫の子 / 妻の子

 

どれにも当てはまらない同居者

同居人

※世帯が別の場合など

 

まとめ

いかがでしたか?

今回はよく見かけるけどちゃんと知らない人も多い「続柄」について調べてみました。

「続柄」ってなんだかわかりにくいな~と思ってたんですが、書類によって「本人」の立場が変わっちゃうので厄介だったんですね。

今回調べたことによってそこが理解できたので、次からは迷わずに書けそうです。

みなさんも続柄を書く機会があったらぜひ活用してください!

 

では。