アラフィフママの雑記ブログ(縮)

4歳差姉妹(中1&小3)の子育てに奔走するアラフィフワーママの雑記ブログ。多忙のため縮小してお届け中。

組体操よりも危険!?小学校の運動活動で一番事故が多いのは『跳び箱』

f:id:xiaocaiaya:20191030170013j:plain

こんにちは、あやぞうです。

 

今朝、娘から「学校の体育の授業中に跳び箱をしていて骨折した子がいる」という衝撃の事実を聞きました。

さらに他にももう一人、跳び箱から落ちて腕を打った子もいたそうで…。

幸いその子は骨折まではいかなかったそうですが、短期間で二人も負傷者が出てしまったのはとても残念なことです。

跳び箱といえば、体育の授業で必ず学習する種目のひとつ。

保育園や幼稚園で跳び箱遊びを取り入れることも多く、小さな頃から身近な運動のひとつである跳び箱ですが、実は小学校の運動活動の中で一番事故が多いのが跳び箱なんだそうです。

 

跳び箱は組体操よりも危険!?

少し前のデータになりますが、2015年度に行った日本スポーツ振興センター(JSC)の調査によると、小学校での跳び箱による事故は1万4887件も起きていて、そのうち骨折や靱帯損傷を伴う重大事故は6117件と、全体の41.4%にも及んでいます。

一方で、近年安全対策の必要性が叫ばれている「組体操」の2015年度の事故件数は5629件、重大事故は1648件で全体の29.2%と跳び箱よりも低い数字となっています。

意外なことに、数字だけで比較すると跳び箱は組体操よりも危険なんです。

印象としては組体操の方が危ない気がするんですが、そうではないんですね。

 

進まない安全対策

これだけ事故が多発しているという現状でも、肝心の安全対策はなかなか進んでいないようです。

組体操に関しては、自治体が独自の基準を定めて安全対策を進めているところもありますが、跳び箱に関しては「跳び箱だけに的を絞った取り組みは行っていない」のだそう。

 

また、小学校の場合は指導する側も器械体操を専門的に学んでいる教員ばかりではないため、跳び箱での注意点をすべて把握するのが難しかったり、クラス単位で授業を行うので指導が行き届かないケースもあるということが跳び箱による事故が多い原因になっているようです。

 

う~ん、確かに小学校の先生は基本的に全教科を教えることになるので、どうしても得手不得手があるのは仕方ないと思いますが、こと安全面に関しては「知りませんでした」では通らないんじゃないかと思いますけどね。

 

大事な我が子を預ける身からすれば、危険を伴うような場面では専門知識を持った先生に指導していただきたいと思ってしまいます。

何かあってからでは遅いので…。

ただ、昨今の教員不足を考えると難しいだろうとは思いますが…。

 

子供の運動能力の低下も 

学校教育の安全対策や指導体制以外にも、子供本人の運動能力の低下もまた跳び箱事故の原因のひとつと言われています。

文部科学省が行う「体力・運動能力調査」によると、現在の子供の調査結果と親世代の30年前の調査結果を比較すると、ほとんどの項目において現在の子供の方が体力・運動能力が下回る結果となっているそう。

その一方で、体格(身長・体重など)では現在の子供の方が親世代を上回る結果に。

体格は向上しているのに運動能力が低下しているということは、それだけ身体能力の低下が深刻だということです。

食生活が豊かになったことで体格は向上しましたが、昔に比べて外で遊ぶ機会が減ったり、生活が便利になったことで運動する機会が少なくなっているのが原因だと考えられています。

確かにウチの子達を見ていても、普段は保育園も学童も車で送迎なので歩くことがほとんどなく、帰ってからは夕飯→お風呂→就寝と体を動かす時間はありません。

学童に行っていない子でも、習いごとに通う子も多いと思います。

私が子供の頃は学校が終わった後は日が暮れるまで友達と外で走り回っていた記憶がありますが、今の子達は忙しいですからね(-_-;)

 

そうした食生活の変化や運動不足の影響により、近年では筋肉や骨、関節などが弱くなったり、危険を回避する力が低下したりする子供が増えていて、そういった子供たちが跳び箱運動を行うことで思わぬ事故に繋がる可能性が高まってしまうそうなんです。

 

ウチの長女なんかも体格の割に運動能力が低いので気を付けないと…。

 

まとめ 

体育の授業で当たり前のように行われる跳び箱。

今回調べてみるまで、こんなに事故が多いとは知りませんでした。

つい先日の保育園の運動会でも年中さんから普通に跳び箱飛んでたし…(;'∀')

保育園や幼稚園など小さいうちは横に先生がいて補助してくれるけど、小学生になると基本的には本人の力で飛ぶようになるし、仮に補助についても体格の良い子や勢いのある子だと支えきれない場合もあるだろうと思います。

安全面に考慮して指導していただくのは大前提としても、個々の特性を一番理解している親の目線で子供に注意喚起するのも大事なことではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

 

今朝は出掛けの忙しい時間帯だったのでじっくり話すことはできませんでしたが、今日も跳び箱の授業があるので「無理しない程度にね!気を付けてね!」とだけ言っておきました。もっと良い声掛けなかったのか…(;・∀・)

夕方帰ってからまた改めて話し合おうと思います。

 

 

では。