こんにちは。アラフォーママのあやぞうです。
暖かな陽射しとともに、ついに花粉症シーズンがやってきました。
私も数日前から朝起きてすぐにくしゃみが出るようになり、花粉の飛散を文字通り肌で感じていますw
今までは我が家の中で花粉症は私だけだったんですが、今年はどうやら長女が花粉症デビューしてしまったようです・・・。
最近では住環境や食生活の変化などで子供の花粉症発症が年々低年齢化しているそうです。
花粉症は予防や対策で症状を軽減することができるので、子供の様子をしっかり観察して、適切な対策をすることで子供を花粉症から守ってあげましょう。
花粉症のしくみ
花粉症はアレルギー性鼻炎の一種である「季節性アレルギー性鼻炎」です。
花粉が鼻粘膜に付着すると、花粉を異物と判断して体内に抗体が作られます。その後、何度か花粉が体内への侵入を繰り返して抗体が一定量を超えると、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が作られるようになり、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー反応が起こります。
この抗体の受け皿には個人差があるため、子供のうちに発症してしまうケースもあれば、「去年まではなんともなかったのに」と大人になって突然発症するケースもあります。
生活環境や食生活の変化で花粉症が低年齢化している
昔と比べて今の住環境はとても清潔になっています。
子供に対して極端に清潔にしすぎる親も多く、普段の生活の中で細菌やウイルスに接する機会が以前より減っています。
現代ではアレルギーを引き起こしやすいタンパク質や脂質が多い食事が増えていることも、花粉症の原因の一つになっています。
こうした生活環境や食生活の変化により、子供のころから日常的に免疫力がついきにくい生活になっていることも花粉症の低年齢化に結びついています。
また、花粉症は遺伝の影響もあり、親が花粉症の場合は8割の子供が親と同じように花粉症を発症しているそうです。
子供に他のアレルギー症状がある場合や、親が花粉症だという場合は子供が花粉症になる可能性が大きいと言えます。
風邪との違い、花粉症を見分けるポイント
花粉症は風邪の初期症状とよく似ていますが、花粉症か風邪かによってその後の対応が違ってきます。
適切な対策や治療ができるように子供の様子を常に気を付けてみてあげましょう。
花粉症を見分けるポイント
目のかゆみがある
風邪で目がかゆくなることはないので、目をよくこすっていたり、目の周りをしきりに気にしていたりしたら花粉症の可能性が。
高熱が出ない
中には微熱が出るケースもありますが、花粉症ではインフルエンザのように高熱が出ることはありません。
鼻水よりも鼻づまりがひどい
大人の花粉症のようにサラサラした鼻水ではなく、子供の場合は粘り気のある鼻水が出ることが多いので鼻がつまりやすい。
鼻血が出やすい
鼻がむずむずして鼻をよく触っていると、子供の鼻粘膜は弱いので鼻血が出やすくなります。
夜中にいびきをかく
鼻がつまっていることが原因で、いびきをかきやすくなります。
花粉症予防は、とにかく花粉を体にいれないこと
花粉が体内に入り込むことでアレルギー誘発物質が出てしまうので、花粉症を予防するためには、とにかく体の中に花粉を取り込まないことが一番です。
日常生活でできることを知り、花粉症のリスクを軽減しましょう。
洗濯物や布団はなるべく外に干さない
基本中の基本ですが、洗濯物や布団は外に干さない方が良いです。
扇風機や除湿機、エアコンや布団乾燥機などをうまく活用してなるべく室内干しにしたいですね。
どうしても外に干したい場合は、取り込む時にしっかり花粉を払ってから室内に持ち込むようにしましょう。
布団などは取り込んだ後に掃除機をかけるのも効果的です。
窓を開けると花粉が室内に入ってきてしまうので、出し入れをスピーディーにして短時間で済ませるようにしてください。
空気清浄機と加湿器を活用する
人の出入りがあるとどうしても室内に花粉が入ってしまうので、空気清浄器を使って空気中の花粉を取り除くようにしましょう。
空気が乾燥していると花粉が舞い上がりやすいので、加湿器で湿度を60%前後に保って花粉が舞わない環境を作ると良いです。
外遊びや外出は飛散量の少ない午前中に
花粉が気になるからといって、遊びたい盛りの子供をずっと家に閉じ込めておくのは可哀想ですよね。
花粉は気温が上がる午後に多く飛散するので、外遊びをするなら午前中の少しでも飛散量の少ない時間帯がおすすめです。
買い物や通院など、日常生活で必要な外出もなるべく午前中に済ませるようにすると良いでしょう。
逆に、暖かくなる午後や、風の強い日、雨の日の翌日などは花粉の飛散が多くなるので不要不急の外出は避けた方が良いですね。
そして外出時にはなるべく花粉がつきにくい服装を心がけます。
ウールやフリースなどはこの時期まだ活躍していると思いますが、毛足に花粉が入り込んでしまうので払ってもなかなか落ちません。
ナイロンやポリエステルなど、手でサッと花粉を払えるような素材にしておくと花粉を家に持ち帰らずに済みます。
外出時にはマスクと帽子
花粉症予防にはマスクが効果的ですが、子供だとマスクを嫌がってつけてくれないことも多いですよね。
そんな時は花粉予防のエアーマスクならさっとスプレーするだけでマスクと同じように花粉を寄せ付けない効果があります。
意外と見落としがちなのが髪の毛への花粉の付着。
髪の毛に花粉が付くのを防ぐことと、顔に花粉がかかるのを予防するために“つばつきの帽子”の着用をお勧めします。
帰宅後は服の花粉を払い、手洗いうがいをする
家に帰ったら必ず玄関の外で衣服についた花粉をよく払ってから室内に入ります。
ポイントは「玄関の外」で払うこと。
室内に入ったらすぐに手洗いうがいをし、必要であれば衣服を着替えるなどして徹底的に室内に花粉を持ち込まないように、家族みんなで習慣づけていきましょう。
免疫力をアップして花粉に負けない体をつくる
アレルギーは体の免疫機能が低下することで起こりやすくなるので、日頃から免疫力を高める食生活を心がけましょう。
腸内環境を整える
免疫力を高めるためには腸内環境を整えることが大切です。
乳製品(ヨーグルト、チーズなど)、発酵食品(納豆、みそなど)、食物繊維(さつまいもやごぼうなど)を積極的に摂取して、腸内環境を良好に保つようにしましょう。
抗酸化作用のある食材をとる
ポリフェノールが豊富な玉ねぎやぶどう、サバやイワシなどの青魚、ビタミンやミネラルが豊富なりんごやアボカドなど抗酸化作用のある食材をとることで、細胞の酸化を防いで免疫機能をアップにつながります。
まとめ
まだまだ花粉症シーズンははじまったばかり。
日常的な花粉症対策を万全にして子供を花粉症から守ってあげたいですね!
とはいえ、予防や対策をしたからといって完全に花粉症を防げるとは限りません。
目をかきすぎてしまったり、鼻づまりがひどくて苦しそうだったりと、あまり症状がひどく出ているようなら早めに眼科や耳鼻科を受診して適切な治療を受けるようにしてくださね。